2019年11月8日~24日の17日間
掛川市肴町に「O-CHA処チャ茶」が復活します!
ぜひ遊びにきてくださいね♪♪♪
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2008年08月27日
お茶を入れる科学
木曜サロン「お茶の科学」コース、第2回目となった8月のテーマは「お茶を入れる科学」。
元農水省茶業試験場場長の中川致之先生から、お茶の香味や成分について専門的なお話をできるだけわかりやすい説明でうかがうことができました。
今回も残念ながら事情で途中からの参加になってしまったのですが、いただいた資料によれば、まずはお茶の風味や香りの分析について、それから日本茶の淹れ方の特殊性についてお話があったようです。
紅茶や中国茶は熱湯で淹れるのに対し、日本茶の場合はいいお茶ほどぬるめに入れますが、同じお茶なのになぜ淹れ方が違うのか。
それは、それぞれのお茶を美味しく味わうために尊重する(コントロールすべき)部分が違うから、ということのようです。
その後、カテキン・アミノ酸・カフェイン・糖類など日本茶の主な成分とその味や特徴、摘採時期や遮光の有無・日本茶の種類(製法)などによる味成分の変動といったお話をうかがったのですが、その中には、あれ?前に本で読んだのと違うかも?どこかのホームページに書いてあったのと逆みたい?という分析もあってとても勉強になりました。
他の回のサロンでもときおり話題にのぼるのが、既存の研究結果を鵜呑みにしてはならないということ。
解析の方法は時代とともに変わってきているし、研究も日に日に新しい発見や成果がある。
昔読んだ本に書いてあったから、と信じていると事実とはまったく違うということも当然あるわけです。
さらに納得だったのが、研究や論文は原本を読まないとダメですというお言葉。
ちゃんとした学術論文でも間接引用(いわゆる孫引き)が頻繁に行われていて、その過程で誤読があったり主旨がずれたりしてどんどん不正確になってゆく。
ましてや商用のお茶のテキストや、一般の人がホームページやブログで書いていることは、どこかから引用してきた出典不明の情報だったり、古い内容だったり、きちんとした検証がされていないものが多く、それを鵜呑みにしたり、さらにはそれを自分の解釈で人に伝えてしまうと、間違いはさらに大きくなってしまう、ということ。
これは実際にいろんなHPやブログを読んでいると「これってどっちがホント?」と悩んでしまうことがよくあるのでとても共感できます。
インターネットって手軽で便利だけれど、正確な情報を得るにはやっぱりちゃんとした書籍をよまないとダメですね(^^ゞ
そして自分で確かめるということも大切。
科学的思考というものが非常に苦手な私ですが、いろいろ刺激をいただいた有意義な講座でした。
次回の木曜サロン「お茶の科学」コースは9月11日(木)10時から。
カワサキ機工顧問の柴田雄七先生に「お茶を造る科学」というテーマでお話しいただきますのでお楽しみに。
元農水省茶業試験場場長の中川致之先生から、お茶の香味や成分について専門的なお話をできるだけわかりやすい説明でうかがうことができました。
今回も残念ながら事情で途中からの参加になってしまったのですが、いただいた資料によれば、まずはお茶の風味や香りの分析について、それから日本茶の淹れ方の特殊性についてお話があったようです。
紅茶や中国茶は熱湯で淹れるのに対し、日本茶の場合はいいお茶ほどぬるめに入れますが、同じお茶なのになぜ淹れ方が違うのか。
それは、それぞれのお茶を美味しく味わうために尊重する(コントロールすべき)部分が違うから、ということのようです。
その後、カテキン・アミノ酸・カフェイン・糖類など日本茶の主な成分とその味や特徴、摘採時期や遮光の有無・日本茶の種類(製法)などによる味成分の変動といったお話をうかがったのですが、その中には、あれ?前に本で読んだのと違うかも?どこかのホームページに書いてあったのと逆みたい?という分析もあってとても勉強になりました。
他の回のサロンでもときおり話題にのぼるのが、既存の研究結果を鵜呑みにしてはならないということ。
解析の方法は時代とともに変わってきているし、研究も日に日に新しい発見や成果がある。
昔読んだ本に書いてあったから、と信じていると事実とはまったく違うということも当然あるわけです。
さらに納得だったのが、研究や論文は原本を読まないとダメですというお言葉。
ちゃんとした学術論文でも間接引用(いわゆる孫引き)が頻繁に行われていて、その過程で誤読があったり主旨がずれたりしてどんどん不正確になってゆく。
ましてや商用のお茶のテキストや、一般の人がホームページやブログで書いていることは、どこかから引用してきた出典不明の情報だったり、古い内容だったり、きちんとした検証がされていないものが多く、それを鵜呑みにしたり、さらにはそれを自分の解釈で人に伝えてしまうと、間違いはさらに大きくなってしまう、ということ。
これは実際にいろんなHPやブログを読んでいると「これってどっちがホント?」と悩んでしまうことがよくあるのでとても共感できます。
インターネットって手軽で便利だけれど、正確な情報を得るにはやっぱりちゃんとした書籍をよまないとダメですね(^^ゞ
そして自分で確かめるということも大切。
科学的思考というものが非常に苦手な私ですが、いろいろ刺激をいただいた有意義な講座でした。
次回の木曜サロン「お茶の科学」コースは9月11日(木)10時から。
カワサキ機工顧問の柴田雄七先生に「お茶を造る科学」というテーマでお話しいただきますのでお楽しみに。
Posted by cyacya at 22:30│Comments(2)
│チャ茶のイベント報告
コメント
りるさん、いつもありがとうございます。
中川先生の科学講座、大変興味深く受講させていただきました。深蒸し茶の苦渋味が少ない理由などなど目からうろこの内容でした。前回の武田先生のご講義、小泊先生の中国茶のご講義と貴重な講座を受講させていただきありがとうございます。
次回も楽しみに伺わせて頂きますのでよろしくお願い致します。
中川先生の科学講座、大変興味深く受講させていただきました。深蒸し茶の苦渋味が少ない理由などなど目からうろこの内容でした。前回の武田先生のご講義、小泊先生の中国茶のご講義と貴重な講座を受講させていただきありがとうございます。
次回も楽しみに伺わせて頂きますのでよろしくお願い致します。
Posted by よこ at 2008年09月02日 08:51
よこさん☆
こちらこそいつもありがとうございます♪
よこさんをはじめ 受講生のみなさん とても勉強熱心で
感心するとともに 教えていただくことばかりです。
柴田先生のお話も楽しみですね。
がんばってメモメモしなくては(^_^.)
こちらこそいつもありがとうございます♪
よこさんをはじめ 受講生のみなさん とても勉強熱心で
感心するとともに 教えていただくことばかりです。
柴田先生のお話も楽しみですね。
がんばってメモメモしなくては(^_^.)
Posted by りる at 2008年09月02日 23:07