茶の湯の愉しみ

cyacya

2008年03月09日 23:00

 2月から3回にわたって開催された日本茶道塾の吉野亜湖さんによる「簡略茶の湯講座@チャ茶」に参加してきました。
 最終回の本日は、今までのおさらいをかねた「イメージ茶席」。
 グループごとにそれぞれの想いを形にしてお客さまをおもてなしします。
 準備の段階では「お点前ちゃんとできるかな?」「これってどういう順番だっけ?」なんて緊張気味の方もいらっしゃいましたが、いざお茶席についてみると、お茶をはさんで自然に言葉が生まれ、美味しいねの笑顔もこぼれ、とても和やかで楽しい雰囲気の中、お茶の経験や職業を越えて心を交わすことができました。

 

 みなさん、初回、2回目で学んだことを基軸にしつつも、自分たちなりの工夫で最高のおもてなしをしようと、お茶やお菓子、お道具、お花などを持ち寄り、それぞれに温かみのあるすてきなお茶席になりました。
 心のこもった手作りのお茶やお菓子、道すがら摘んできた小さなお花、おばあちゃまから受け継がれたお茶碗、大切な想い出のつまった小物などなど、そのモノに込められた想いがぬくもりとなって伝わってくるんですね。
 アロマ用のガラスポットやジュエルボックスを茶器(なつめ)に見立てたり、茶碗のかわりにスープ皿を用いたりといった型にはまらない演出もおもしろかったです。
 大切なのはカタチではなくてその奥にある心。それが理屈抜きに実感できる。
 もてなす側も受け取る側も心を向かい合わせてまっすぐに相手を想う。
 不思議と背筋も伸びここちよい緊張感に包まれたおだやかなひとときでした。 


 まだまだ茶の湯の道の入り口をちょっぴりのぞいたに過ぎませんが、それでも受講生のみなさんひとりひとりがそれぞれに茶の湯の愉しみをみつけられたことと思います。
 せっかくのぞきこんだ入り口、忘れないように見失わないように自分のペースで楽しみながら先へ進んで行ければと思います。
 亜湖先生、とても和やかでわかりやすく充実した講座をありがとうございました。
 これからもどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
 まずは、来月の花祭り茶会、かな?

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